合同会社 勇七

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ハレ サテライト

先週のホームページのお知らせした通り、3月1日からハレ、サテライトが始動しました。

サテライトでは、より『自立支援・重度化防止』のために力を入れています。

今回のブログではサテライトの設備をご紹介させていただきます。

デイサービス ハレにはない器具をご覧ください。

こちらの器具はプーリーです。

プーリーとは滑車運動の為の器具で椅子に腰を掛けた状態で、頭上の滑車に通したロープ両端の握り棒を持ち、両手を交互に上げ下げする運動です。

自分のペースで、肩や肘の痛み具合に合わせながら右手・左手と交互にあげる事で、効率的な運動ができる運動器具です。

プーリー(滑車運動)効果としては

肩・肘・手関節の関節可動域の維持・向上

上肢筋力の維持・向上

上肢の浮腫軽減

筋スパズム(疼痛による肩こり等)の緩和

血行改善

等の効果が期待できます。これ以外にも、姿勢を正して行う事で背筋が伸び、座位姿勢の矯正や立位姿勢の改善も期待されます。

 

ハレにはなくサテライトのみの器具としては平行棒を設置しています。平行棒では平行棒を用いた歩行訓練を行っていただいています。

平行棒歩行は主に歩行訓練・バランス訓練として用いています。

歩行機能低下がある方は、安全かつある程度の距離を歩くため平行棒が有効です。方向転換等の動きも生活動作の中では重要ですのでそのようなトレーニングをする場合に用います。

平行棒の中ほどに障害物があります。平行棒で歩行しながらそれを上り下りして歩いていただく事で、歩く時に足が上がらない、あるいは歩幅が小さいといった癖は転倒の危険に繋がる為、そうした歩き方の改善に有効です。またご自分の足をどこに着地させればいいか意識する事で、ご本人による自主的な転倒リスク回避にも繋がります。

こちらの画像は2つの平行棒を繋げて距離を伸ばした状態です。

逆からみたらこのような感じです。

取り組んでいただくときには職員がそばにつき、安全に行えるように常に配慮しています。

またサテライトには途中でカーブした階段があります。

ハレの階段はこのような感じです。

ハレの階段は高さがあり、直線的で急な印象があります。

サテライトの方の階段は幅が広くなだらかなカーブが印象的です。

階段昇降運動は平地歩行と比べて次のような違いがあります。

1.体重を上下方向にも移動させる

2.片足で体重を支えている時間が長い

3.一歩進んでは一歩下がる運動

このため、平地を歩いた時に比べ、たくさんの筋肉に負荷をかけることができます。

ご自宅での階段の上り下りの際、自然に疲れず階段を上り下り出来るように、階段昇降運動にも取り組んでいただけます。

 

次回のブログでもサテライトの設備や様子をご紹介させていただきます。

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